受苦

受苦、受忍・・・
被支配的なカトリックの国における基本的態度のように思える。
アイルランドの住民たちは基本的に受苦、受忍なのだ。
関係は薄いが、日本の公害訴訟においても、受忍義務というのが最初は問題になった。
しかし公害訴訟では原告勝訴が相次いだのだ。
受忍することはないということだろうか。
公害だったら被害は非常に目に見えている。
身体器官の損傷ということだからだ。
復讐法という法の根本原理のひとつの側面からすると、被害の明白性ということから、公害訴訟は妥当な訴えであるといえる。