2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

あほうさ

あほくささといわれるが あほがにおわぬ におわぬがわかる しかも おのれからそれが しみでている しかも 湧くようにである ぼくが あほうだとして なぜ詩人もどきないし文学者もどきもどきが あほうでないといられないのだろう 世の悲劇というか 世のことわ…

古代に自由恋愛が実現していて先進的ないしすばらしいという言説

自由恋愛に普遍の価値があるということを前提としている 本とうにそうだろうか 自由恋愛は人をみだらにし むだに性交を促し まっさらでなくなり めちゃくちゃになり 盲じさせる そういう面もある なぜそこを見ないのか アメリカが自由恋愛を推奨しているから…

冬など

寒がりを見せておどけるひとの妻 ゆきどけて蜜柑ころがる野辺の土 しんとしむつめたきになお足を踏む しずけきに犬追う子らの笑い声 野の花のおつる間際に雪を見て 夜半の雨雪をとほって雪に落ち ○なかなかいいようでぜんぜんだめなような・・・俳句はむつか…

automat

無人販売所および自動販売機のこと 前者は、貧しいけれども善良な人たちが住むところに置かれる。 日本でも、野菜の無人販売所などがある。 治安が悪いところにはありえない。 良識の現れといえよう。

イギリスにおける下層民が言いそうなことをNYブルックリンに住む人間が言う

ここは奇妙につながっている ただアメリカにはもっと貧しい人たちがいる アメリカは貧しさにおいても多様性がある 日本における貧しさは、下町的貧しさか生活保護的貧しさかホームレス的貧しさの3つに大別されよう。

一言集

在日ってのはよく考えたら恐ろしい話だ こけおどしは滑稽でコケティッシュだ 好い嫌いではなくただただ恐ろしい

だんだん日本語回帰になりそうである

英語は少し飽きてきた 日本語のほうがへんてこにするのはやりやすい 英語でへんてこを表現することは難しい ナンセンスやジョークなら英語でたやすく表現できる へんてこが英語には難しい へんてことは何か

日本では裏切り者をやっつけたら一気に昇進するという仕組みがある

坂上石楯が藤原仲麻呂を斬首して大初位下から従五位下まで昇進 戦前に官憲が共産主義者などを拷問死させたときも、関わった人たちはだいたい昇進してる - 不思議なのは、過去にそうだったからといってやったら逆の目に遭うということはほとんどない。 過去へ…

黄金時代とすらすら言う国学者

黄金時代とは英語的表現である。Golden ageの訳語だ。 他にはまったく英語的表現を用いない国学者でも、こと文学史となると急に黄金時代という極めて英語的な表現を持ち出してくる 唐突な感じがあるのである 黄金は腐らないのだから黄金にとってはいつでも黄…

風のある日にともしびを点けるな

菅原道真がだざいごんのそちになってから詩を書いたことになっている

そこには哀感が溢れておるらしい(未読なのでよくわからんが) そうだとすればえらく俗感情を素直に出した人だなと思う たたりになったとされたことから考えても、直情的な性格だったのかもしれない 讒言返しみたいなことを画策するような悪知恵は働かなかっ…

水も洩らさぬ

水も洩らさぬ、という考え方は容器依存の考え方である

いわゆる古代女流詩人たちの恋歌を読んで思ったのだが

恋の苦悩を表現するのはまことに結構である しかしそれぎりになるのはよくない どこかで、女性がそのようなばかげた乱痴気に拘泥しないではいられない社会に対する怒りが湧いてこなければいけないはずである それが全く湧かないということが、女性の限界なの…

孤独のうちに死ぬ、貧苦のうちに死ぬ、無名のうちに死ぬ、という論評パターン

古代詩人たちによく贈られる紋切り評である 果たしてそうだったのだろうか どうもここにぼくは、日本古代詩における極端な宮廷よりを見てしまう。 宮廷に関われず死ねば悲劇の死と扱われるようだ なんらかの形で宮廷に関わることでしか詩がないように思えて…

古代における女性詩人が性交にこだわるわけ

とじこもって生活しているから、行動をすることが極端に少ない 行動といえる行動が性交以外にない 性交に行動が集約されるともいえる 悪く見れば、藤原家が世の女たちをのうなしにするためにとじこめる形式を考案して世に広めたとも考えられる だとすれば藤…

guck :ベトベト、ヌルヌル、ヌメヌメしたもの

gucky ということがある。 sticky はネバつき度合いがguckyよりも高い。 gucky のほうが液状度が高いようである。

日本古代文学における粘度問題

例えばごはんが口の中に入ってかみかみしたらぬめぬめする ところがそれを表現した人がいないようである(十分に調べたわけではないが) ぬめぬめするほど良質の米を食べられなかったのかもしれないが 炊飯技術がいまいちだったら、パサパサしかしない可能性…

古代貴族恋歌に対するギモン

古代貴族恋歌を現代アメリカ型恋愛観から見て共感しなければいけないようである それはいささか曲芸的である

オクシデンタル(西洋)について

occidental といえば、asia に対して西洋を意味することばである。 知識としてそれは僕は以前から知っていた。 大学で歴史学の教授がそれをしたり顔でいって、僕は知らなかったので憤慨してしっかり暗記していたのである。 昨日勉強していて、occipital(後…

大衆はそれほど賢くはならない

依然としてだまされつづけるし いいようにされる なぜなのか 大衆が賢くなったとしても その賢さは先んじているわけではない 大衆は最先端を行くものではない やや後ろでいつも遅い賢さなのだ 大衆はいつも進歩に遅れてしまう それゆえやられないと気づかな…

菊池寛と大衆

むしろ逆に考えて 大衆が喜ぶものを 喜ばしい配置で 詰め込んだらどうか そう考えると 菊池寛に近い考えになる しかしこれは 大衆が成長しないという前提に立っている 昨日見た大衆が 明日は違う 見違えるほどの傑物になっているということは ありえないとい…

だまされること

人は だまされたときに よくもだましやがってといって 怒ることがある だいたい 損をしたときに おこるのだ だまされても 損をしないもしくは 損をしていないと思い込まされているときは 人は 恥ずかしくて怒らない 損もしてないのに怒ると ばかみたいだから…

大衆小説

大衆小説とよく言われるが よくよく考えると大衆が相手ではなかったりする 多数派が相手だったり購買層における主流派が相手だったりする 大衆とは多数派でも主流派でもないはずである 受動的になんらかの文化的製品を見たり読んだり聞いたりする人間を総じ…

なぜロマン主義が実現できたかというと

当世最高級に知力がある者たちがロマン主義になだれ込んだからである ということは、ロマン主義者と名乗るには当世最高級の知力を得なければならぬ

そもそもロマン主義に

日本は、そもそも、一度もロマン主義を実現していないのではないか そこから様々な問題が生まれている気がする

救われたいきもち

自分だけは救われたい そういう気持ちがうらがえって 自分だけは救われたくない 世の中の他の全員が救われたあとでも 自分だけは救われたくないというきもちが 生まれるものの そもそも相手は 救う救わない以前に 白眼視を通り越して 無視になるのである と…

文学における調子づき

文学作品において 調子づいた瞬間に 欺瞞を感じてしまうのである 僕が忌避しまた困惑しているのは あらゆる調子なのかもしれぬ

僕の心中では才能をぶつける対象に悩んでいるところであるのだが

周囲の人間に聞き取り調査をした結果 僕のことを 才能などまるで無く あらゆる面で人より劣っていると 考えている人間が全部であった ということは 彼らを納得させるためにも だいぶへりくだって かみくだいて panderして 駄作を作る必要があろう

島崎藤村の寿命は300年必要である

平野謙ですら文壇に脳をやられてあのざまである

いわんや他の有象無象をや それほどまでに文壇の毒力は強いのである - こうも考えられる 文壇の毒を知りながら、その中で毒されずにやっていければ偉いと しかし、毒されてないと思っているほとんどの人間は平均以上には毒されているようにも見える というこ…