2012-01-01から1年間の記事一覧

その驚くべき減衰!

僕はまったく減衰したのである その精神や精液の老化によって もろもろのことがらは ピチピチじゃぶじゃぶランランランというわけにはいかなくなった 何もかもが驚くべき大しごとなのだ もはやすべてが楽にはいかぬ いまやメインテナンスが 日々の主なしごと…

gruntle

「ブツブツ文句を言う」という意味があり、「機嫌をよくする」という意味もある。 なぜだ。 実際によく出てくるのは、disgruntled 「不機嫌である」だ。

病む

ひととおり苦悶を吐いてため息のつけるあいだはまだ生きてをり しづらかに血潮のめぐるわが身こそ誰ぞほかたれのものであらざる 肉体の所有の期日決めかねて委ねたくなる心と対峙

髄をやられるという状況は文学にうってつけの状況である

そのような状況にあるなら 20年はかかるであろう仕事を放擲できて 言いたい放題ができる しかしそういう時こそ中断必定の大きな仕事に取り掛からねばならないのだろうか そう言う意味では、世にある病床詩人は度胸が座っていなかったとも言える 体は寝ている…

僕は今まで許そうとしていてできなかった

それは許すことを勘違いしていたからである 留保つきで許そうとしていた それではだめだ 留保なしの許しでなければだめだ だが許すだけではだめであり 許しつつ怒ったり反対したりもできないとだめだ 最も油断ならん許しをしないとだめなのである

今冬はデビッド・コパーフィールドを原文で読もう

ディケンズ作品を原文で読まないで作家になろうとするのはおかしな話なのである

イギリス文学の貧しさ

これは土地に張り付けられた貧しさであって、日本の貧しさと似ている それに対してアメリカ文学の貧しさは、偶発的不幸によって生まれたものであり、何世代にもわたり土地に縛られて貧しさが継続するとは思われていない むしろ貧しさから移動した先で貧しさ…

行動とは何か

行動を何が行動たらしめているのか 僕はひょっとしたら反行動主義に向かうかもしれない 行くつくところは禅や瞑想になるのではなかろうか じぶんをむなしゅうせねばならぬ ただそのいっぽうで 華々しい行動をやってみたくもあるのである 揺れているのである …

帰化人系歌人のことを考えた

かれらに求められたのは、強力な右翼性なのである たとえば、九州に赴任した下級貴族の帰化人たちが、中国や朝鮮と親しくなるかというと、それは厳禁だからそうはならない 彼らは孤立しつつ右翼でないとだめなのである 右翼が翼賛になってはいけないのである…

だんだんわかってきた 日本では政治が難しい

治世は簡単なんだけど政治は難しい 自民党政権は反共ということで最初の説得力があって、そのあとは経済発展しているから説得力があった 経済発展が止まったら説得力はなくなる そしたら他の発展途上国と同じように外敵を持ち出さないといけなくなる ところ…

政治と文学の話

政治と文学、と言うんだけども、政治が成り立っている国での話 日本は必ずしもそうではないから、外国で議論されている図式をそのまま持ち込めると思わない方がいいかもしれないのである

女が地蔵のように動かない

女が地蔵のように動かない これが問題なんです

改革派がちょっと失敗したらすぐ腑抜けになる

さらに、改革派のトップがすぐに体制派に寝返ることも問題なんです

僕が今考えているのはおとぼけた二人の珍道中である

やじきた2013として発表しようかとすら思っている 結局は薬局、お笑い文学に僕は行くしかないのではなかろうか そして、50歳を越えたら純文学を小出しにしてまわりをびびらせなきゃいけない とはいってもやじきたとやるとまずい 何か他の無難な題名で…

ふたつの精神

僕の中で強烈に自己主張をする純文学精神と 怠惰きわまりない戯作者精神がせめぎあっており 結果的に何事も起こらないという 憂慮すべき停滞を生んでいるのである むしろこれは せめぎあいが足りないのかもしれぬ ただしあまりせめぎあわさせてしまうと 発狂…

わかっちゃった

どうにかわからないようにわからないようにと 迂回に次ぐ迂回でがんばってきたのだが やっぱりわかっちゃった そしてわかっちゃうと やっぱりつまらなくなってきたのである もういちどエニグマを見出さなければ 生きていくよすががない

「後追い」との親和性があるもの

後追い自殺、とよくいわれるが、これは後追いの性質をごまかすために極端な例と後追いがあえて結びついたものだと思われる 後追い、と親和性があるものは、いろいろと考えられるだろうが、ひとことでいうと、反復行動一般だろう 具体的行動としては、踏襲に…

ケネディの演説 half-slave or half-free

ケネディの演説でこう言っていた slave は共産主義圏内のことかな 共産主義圏には自由がありえんということにしちゃってるようだが はたしてどうなのか

独島問題の解決法

ミスコンで解決したらよい

亡霊退場

亡霊が次々に 退場している そして退場した先で 溶け合ってかたまり合っているのであろう

僕は書斎の人じゃないのかもしれない

じっと座って本を読んでいたらどうしてもイライラする 多動型の人かもしれない そしたら行動派の作家にならないとだめなんだけど ただ作家になるには本を書かないとだめだ 僕は今のところどんな本を書けばいいかよくわかっていない

お産に失敗した女性は忌み嫌われる

「お産で失敗すれば、子孫もなく、祀り手のない無縁の仏となってしまう」と本に書いてあった。お産に失敗しただけでかわいそうなのに死んで祀られないならあまりにもひどい。祟られても仕方がない。それで、祟られないような方法が編み出される、という流れ…

日本で100万ドル以上の金融資産を持つ層が182万人で6年前より40万人も増えたらしい

大多数の人が貧乏しているのに いい気なものである 彼らと貧民たちが同じ時間を生きているとは思えない このギャップをうまく小説にしたら面白いのだが、僕が富裕民ではないので 富裕民をうまく書けない

なんのための癇癪か

人様に迷惑をかけないための癇癪ではないか 内々で済ますための処世術として癇癪をみるべきなのかもしれない 日本では、外に向かえば狂人、人でなし。 うちに向かえば微笑ましい、ということになる。 たとえば、DVもやって外でも傷害事件を起こせば、それ…

隣の隣の隣で行こうとするのが江戸町人文化

隣がずっと延長できると思っているのだ ところが、隣ではないところがいつかは来る 距離が離れれば隣である性質はどんどん少なくなっていく そして、どうしても隣になれないところが出てきたら、今度は排除に向かう ここで意外なことがあって、排除したにも…

日本三大悲劇のひとつは東大型教育しかないことである

一言ぽえむ

僕は立場がないではないか

僕は作家になる前にINDEPENDENTな映画監督にならないといかん

僕の感性と問題が発生した場とを結びつけて、世界の人間を驚嘆させねばならん 文字もいいが、僕は文字より映像だと思うんだ 作家になるのは映画監督になってからでいいと思う 最初に作家になるともう映画監督になれなくなる可能性が高い

漱石における不満点はつきつめると、こうである

悩むくせに転落しない 悩みが転落行動に直結しない そこにもどかしさを感じるのである どちらかというと、苦悶して結局現状維持する人よりも、ひと思いに転落する人間を見てみたいのである 漱石における人間は鉄の板のようなもので下支えされており、絶対に…

ひとつの文学における究極の目標は仮想都市の構築である

ジョイスを出すまでもないが バルザックの場合は、書きまくっているうちに仮想都市が自然に浮かび上がってきたのであり、意図はしてなかったのに結果的にはそうなってしまったと言えよう 日本でも小田実が死ぬ間際にがんばって何か仮想都市を作ろうとしてい…