創作メモ
ただ、陰惨な場面を書くというときに、その作家の個性がでないといけない 巷に蔓延する陰惨さをそのまま引き出して描くと、数年後にもうバナルになる 出すべき個性は、その作家の性的嗜好を反映していてもいけない 作家は性的嗜好を知られてはいけない 一番…
『王子と乞食』はやはりすごい ただ、現代日本で貧富を描くと共産党に嫌われることは間違いなかろう 作家は誰からも嫌われないようにしないといけないわけである そうなってくると、誰ともつかない人が経済行為以外のことをやりつつときどき自由に性交したり…
福岡県かー シビアーだね 厳しい
明治時代の教授の妾と大正時代の喫茶店の女給 現代の風俗店勤務女性とAV女優 女性大学教授が彼らを小屋に押し込めて諭しているところ、みんなに袋叩きにされてほうほうのていで逃げ出す 逃げ出す途中でトラック運転手に対してヒッチハイクしたらわけのわか…
そして同じような裏切られ続けてきた人に会い、哲学的問答を繰り広げ、最後はぐうたら女をめぐって決闘するという流れがよさそう
それは貧しさである hoboを書かねばならぬ それも余すところなく遍くである ところがそんな辛気臭いものを誰も読みたくないという問題がある それにアメリカ大衆にそういうものは好まれていない アメリカ大衆に好まれていないものを日本大衆が好むという法は…
やじきた2013として発表しようかとすら思っている 結局は薬局、お笑い文学に僕は行くしかないのではなかろうか そして、50歳を越えたら純文学を小出しにしてまわりをびびらせなきゃいけない とはいってもやじきたとやるとまずい 何か他の無難な題名で…
ジョイスを出すまでもないが バルザックの場合は、書きまくっているうちに仮想都市が自然に浮かび上がってきたのであり、意図はしてなかったのに結果的にはそうなってしまったと言えよう 日本でも小田実が死ぬ間際にがんばって何か仮想都市を作ろうとしてい…
宦官のような人間を新たに作り出し 桐壺の身の回りの世話をさせる かれは出身不明親不明であり ある貴族に路上たまさか拾われた男である 実はかれは宦官ではなくて 精神上の性的無能力なのであり 桐壺の色香に翻弄されえない自分に絶望する 桐壺と帝の性臭に…
色恋のことがさっぱりわからんでまごまごしてる人 でも僕は女のことがよくわからないのでただのまごついてる愚図な男を書くことになりそうだ もっと女のことを勉強せないかん
不潔小説を書かねばならん どいつもこいつも 無味無臭の小ぎれいな作品ばっかり書きよる ここはひとつ 臭いときたならしさによって読者をすっ転ばせるような 特上の不潔小説を書かねばならぬ しかし困ったことに、僕は清潔好きなのである・・・ さらに困った…
立場も住所も国籍も違う売春婦が、ひとつところに偶然すれちがう 問題は、どうやって5人を選考するか、である ブラジル人売春婦を出すのは確定でいい 在日朝鮮人売春婦も出していい 残りの3人で悩む 貧しい境遇の日本人売春婦を出せばいいのか それを出すと…
直接は出さず、混血性の象徴として出す、くらいならいいかもしれん 直接すぎる直接も僕は嫌いではないが、文壇と資本がそれを嫌う
まずは力の30%くらいを出して作品を作ってみようかな 世界全体を相手にするんではなく限定的な局所的な場所を小説の場として 僕は地方を書くことが宿命づけられとる気がするのである そんでキャラクターはそれほど知恵がない人たちを登場させる ヤッピーは出…