2013-12-01から1ヶ月間の記事一覧

アメリカなるもの

アメリカなるものが 僕に次々に入ってくるが いっぽうで日本なるものが 僕を次々に引っ張り込んでいる 僕はアメリカでも日本でもない 理想的浄土のような所にいたいのだが 生きているうちはそれもかなわぬ ところで僕は少しは日本がわかったかもしれぬ それ…

文学というものがいったい何をどうすればどうなるのか

その力学というか 原理がわからないのである 僕はあまりにわからないので いったん文学と距離を取ったのである なので まっしぐらに行ったらどうなったかとか 臆病だっただろうかとか そのようなことは問題にならない とにかく少しでも分かるまでは一歩も動…

僕は日本が嫌いではないのである

僕は日本を愛したいのであるが 愛する前には 愛すべき対象の悪いところを全部あぶりだして 抽出して 列挙し いちいち検討していって その後にすべて改善させるにはどうしたらいいか考えなくては 愛するというところに至れぬ

戦没者とオフィシャル

ふつう戦没者なるものを追悼するときには 戦没者に関係していた各個人が それぞれ個別に悼むのであって それはパーソナルな性質のものである 政治家が靖国に参拝して戦没者追悼するというとき それはオフィシャルな性質のものであって なんだかおかしな気が…

デビュタント

僕はデビュタントになろうとしてデビアントになるかもしれない

不健全な作品

僕がいつもギモンなのは 不健全な作品が世に出て 人々のまゆをしかめさせたとして 作家のほうも死んだり頭が変になったりしているようだが 関係者全員は不幸にならず 漁夫の利を得ている人もいるのである

自殺とは

自殺とはひとつのマジックである

自殺における美点

考えれば考えるほど 自殺にも美点が多いことに気づかされるのである

漁夫の利

漁夫は後世の利を考えない(が、現にいるまじめな漁夫はそうではない)

文学作品

文学作品というものは 必然または偶然に紡がれた言葉の羅列ないし配列であり それはあらゆる既知から構成されている構造物であり 今までの僕は文学作品は独立していて あらゆる世俗権力から逃れえていると思っていたが 最近の僕はというと なんらかの利益団…

デビュタント

僕はちょっとしたデビュタントになって やがては大成してみたくもあるが 早くも板ばさみを予感してもいるのである 十中八九僕を待ち受けているのは 成功のあとにくるであろうこれら−− 邪推(向こうからこちらに来る無数の矢のような) 誤解(こちらから向こ…

足りないもの

僕が作家になるために 足りないものがあるとして 何が足りないかというと うむそれは確かに 多くあるだろう だがいっぽうで 作家になるためのものを 持ちすぎている気もするのである 僕は得なければいけないが それ以上に捨てなければならない

基本的

基本的というのは放棄不能と置き換えられ、それは心臓以前に無期限に付与されたべき何かである

性的嗜好と従軍慰安婦

旧日本軍が従軍慰安婦をやったということと ファシズムが性的嗜好を画一化させたこと 関連がありそうである 軍隊において 性的嗜好を画一化し 精液が上から下に流れるように規定し それをあたかも物理法則のように扱ったことで 旧日本軍における軍隊上の人間…