警句

武士は科学者であった

武士は科学者だったのである その科学はもっぱら殺傷ということに特化していたのではあるが ロシアも含む東アジアにおける科学がどういうものだったか包括的に考えなおしたほうがよい

仮想自国

仮想自国を考えねばならぬ 仮想自国を考えられない人民は自国を仮想敵国と考えるようになるから

差別と日本嫌い

差別するから日本は嫌いだとはっきり言えばいいのだ そうすればもっともいやな目にあえる

官僚主義

官僚主義はコピペにより支えられている 官僚たちを見ればほとんどみなコピーロボットである ゆえに、他のものたちがコピペをすると嬉しくないのである 正しいコピペは官僚による特権であって、悪いコピペは必ず官僚以外から生まれるとされるのである よって…

読書

読書は反復を強要する ゆえに僕は読書が個人的体験であってはいけないと思うのである では集団的読書であればいいとなると 今度は読書である必要はないということになる 共通読書であれば最適なのは宗教書である 日本に宗教書は向かないのだろう なぜならこ…

責任転嫁

むしろ、無責任転嫁である

反復とは?

反復とは、老衰と成長と怠惰のみつどもえである

自殺者はみな清潔である

自殺者はみな清潔であるが、死後の腐臭についてはどういうわけか無自覚である

自殺者と脳

自殺者は自殺後には脳が迷子になるが、残滓であるものは何らかの定式定型に載せられた上で流通することはあり、これはよく考えると他力であって、すると自殺者の自力は自殺時のみしかありえないが、それすらも生体における万人の反応という物理法則に依存し…

自殺とバナール

すべての自殺はこれ以上ないほど陳腐なのであり、自殺者に課せられた宿命はいかに自分の自殺がより優れているかアピールするという優等生的愚劣であるが、これは死後も自分という個体に得点がつくだろうという淡くも図々しい期待を持っていることを裏付けて…

狂人について

狂人はみな控えめである なぜなら、狂人たちはみな狂っているという契機があるにもかかわらず、狂気の最終形態に至れていないからである

デビュタント

僕はデビュタントになろうとしてデビアントになるかもしれない

自殺とは

自殺とはひとつのマジックである

基本的

基本的というのは放棄不能と置き換えられ、それは心臓以前に無期限に付与されたべき何かである

流動と本質

異常に流動するものは本質がとらえがたい 法則を見つけたとしてもすでに変質しているかもしれないのである

競売

美術品の競売は 芸術への死刑執行である

どこかで文学をやめないといけない

最長で死ぬまでであり 最短でも死ぬまでである

どうやらあれだけじゃないのである

従軍慰安婦について責められているだけではない 日本が女性に対して行う一連の仕打ちに対して全体的に非難が起こっているわけである これを見間違うといけない ところでうまくいっている女性は自分が成功したと思いたいのであるから 女性解放運動などにしん…

左翼の足を引っ張るのは左翼

今の民意は

今の民意は駄々っ子のそれであり 手足を不随意に振り回すたびに 党員はあちこちで恐怖する

恋愛

ぼくが恋愛について学んだのは 恋愛はひたすら醜いということである 恋愛などやっていたら魂がよごされるだけである しかし恋愛くらいせねばどうにもならんほど退屈なのもまた確かだ

能とは何か

もう死んでるから克己できない

作家になれない人たち

僕は気づいてしまったのである 作家になれない人たちの共感を誘うことはきわめて簡単である なぜなら作家になれない人たちというのが決して劣ってはないからである 劣ってないにもかかわらず作家になれないということでかれらは内心不満に思っている そこを…

民主主義とは何か

なんでもありだがなにもなし

ひとつは習慣の

ひとつは日本では習慣のまずさということがある

性交を押し出すわけ

性交を押し出したい欲望がでてくる源は、性交だけとれば欧米と引けをとらなかろうという楽観的観測である

飽きたこと

飽きられたことを性懲りもなく何度もやるということは興行主としては失格である つまり、国家やマスメディアや興行主ではない ひとつのトートロジー装置である かれらはことばを繰りながらことばから疎外されつつ、読主や投票主には自分たち以上にことばから…

日本における卑怯さ

日本における卑怯さは日本からは出られないのである

日本の笑い

日本の笑いは卑屈を助長させるために機能することがほとんどである

国家を小さくしようと考えたら

ある人が国家を小さくしようと考えたとしたらそれは一個の狂人であるが、かれが国家を大きくしようと考えたとしたら狂人とはまったく思われないのである