2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

『最後の死刑囚』(豊島与志雄翻訳)

ヴィクトル・ユーゴーは抜群の文才がある しかも俗をうまく表現できる おそらく天才ではないだろうか 俗だからといって品位が落ちているわけではない 日本に昨今よくある、もってまわって言い回すが結局ただの性欲小説、というのとはわけが違う 「家が崩れる…

なぜ死刑を描けないか

死刑になるってことは、よほど大それた社会を紊乱させるおおごとをやらかしたのであり、死刑囚になるようなろくでなしのばかものを書くことは作家にとって堕落である、という考えがあるからであろう。 作家が書くのは少しはましな人間である。 もしくは、逆…

一つ、アスファルトにいたみみず

ひからびたみみず一匹石畳

てんかんは共産党がおさえたらしい

どこもどうしようか悩んでる時に、さっと共産党がおさえたみたい

ユーゴーと死刑

ユーゴーは、どうも死刑反対というよりも、法律が機械のように作動して人が死刑になることにおかしいと感じていたようだ 『最後の死刑囚』においては金音(かなおと)がかちあう音がたびたび出てくる。(英語でいうとclank) 鎖帷子のような色、という表現も…

テレビ番組でのしろうとの扱いかた

アメリカのテレビは、しろうとをいじるんではなくて、しろうとにチャレンジさせるようである 数多くのコンテスト番組などでは、しろうとがチャレンジしている 歌コンテストでは、ここからデビューする人も多い のど自慢とは違うわけである のしあがりの場の…

38、わすらるるみをばおもわずちかひてしひとのいのちのおしくもあるがな

女の浅知恵がよく出た歌である 女は法律や政治に関わるべきではないとされていた。それをこの女はよく知っているはずである。 にもかかわらず、男女の性愛関連行為時に漏れでた誓いにたいしてなんらかの法的効果があると思い込んむ。いや、思い込んだふりを…

僕の文学から何を廃するか その1

性交を廃する 性交描写は愚 性交は愚であるとしか思えず、性交を描くことで人間を馬鹿にしているようにしか思えないからだ 性交描写は作品の品位を落とすとしか思えない

とにかく小説の中の日本語がたるい

耐えられないほどに

戦争があったり外来文化が入ってきたりというのはわかる

それによって日本語が変化するということはわかる だが、そのようなものがなかったとしても変化したであろうぶんを考えないといけない 純粋進化したら今頃どうなっていたかということを考えないといけない

人をきらいになる

だれかをきらいになって 力むことは もうできない そんなエネルギーは ぼくにはもう ない 。

聴聞会

アメリカ映画でよくある、ざわついている聴聞会、というのが日本にはない 日本ではそのようなカク式ばった場でちょっとでも私語をすると、「静粛に!」といって怒られるのであり、そのような場で私語をするのは、たわけということになっている ところがアメ…

金のこと

金のことを100%考えていることはできない ふつうのひとはどんなにがんばっても80%くらいまでしか考えられない ところが100%考えている人たちがいて、その人たちが金をさらっていく 理詰めでとことんつきつめて大金に到達するわけである ギモンな…

人生という苦行

僕の人生が どうやら苦行である 一秒一秒 一厘一厘が ひたすら 苦しく 刻み刻み うらさびしい 何も見えぬ 何も聞こえぬ 本当なら 美しい妖精が通り過ぎているはずだ 本当なら たえなる調べが聞こえているはずだ それらが なにもかも 滅した なくなったのであ…

protege :被保護者

これの、日本語にあたるのは、庇護を受けている者、ということだろうか いまどき、庇護、というと、ないな 被保護者というと、ある一家族の中にいる子供のように思われるが、大の大人にもアメリカでは使う 強大な人物に目をかけてもらっている人、ということ…

smear :中傷する、悪口、塗りつける、こすって不鮮明にする、うわぐすり、しみ、塗抹標本、非難

相手の評判をこすって落とすという感じか よう考えたら中傷って欧米的だ 日本では、中傷というより、陰口 日本では、中傷が成功することはめったになくて、そもそも上に行く人は根回しをちゃんとやってる そんなきちんと根回しした人を中傷するのは、ただ自…

若き法律家が義憤に駆られて巨悪を暴くというアメリカ映画のパターン

日本には、これがない 日本であるとしたら、イケメン役者や売れ筋女優が奮闘する法律コメディーである ひとつの考えとして、日本では巨悪がシンプルで、誰もがあそこらへんやろうなあとわかってしまうということがある 悪の出所はバレバレなんだが、そこに切…

アメリカで議員になるパターンのひとつ

アメリカでは、そのままでは売れようがない弁護士が、ヤマを当てようと思って巨悪を暴いて一躍人気になり、議員になるというパターンがあるようだ 日本では、そのような売れるはずもない弁護士が勝手にやる気を出して巨悪を暴いたら、暴いたと同時にその人は…

勝手にやる気を出すのはロマン主義者なのではないか

ロマン主義のいいところは、率先なのである 率先して単独行動してみたところが、偶然そこに意を同じくする人間がいた、といううれしい誤算があるのがロマン主義である いっぽう偽ロマン主義者はというと、ただ迷走して一生を孤独のうちに終える

北風が吹きぬける、北風小僧のかんたろう

これは、古来からある日本の風情をあらわしているかと思っていた 実は違って、欧米的風情なのではないか feel the wind :困窮する、金がない という意味がある。 日本で、「風を感じる」というと、いい意味が多い。 wind というと、英語では客観的に見た風…

クロス階層の話は韓国ドラマに多い

韓国の人たちは階層に敏感である そこは素直でいいところなのだ 日本では、階層をごまかす努力がこれ以上ないほど払われている

クルマの暴走事故で問題になっとるようだが

出自が関係しとるのでは? タクシー運転手が心無いあおりをやったんじゃないかと僕は思う あの人たちは煽るとキレてしまうようですからね 前のあれもそうだったじゃないですか てんかんを隠れみのに使うのはどうかと思います 実際にてんかんがあったのかもし…

文学熱の高まり

少し展望は見えてきた 「王子と乞食」を参考にして クロス階層のような話

give it to :人を責め立てる

長く英語をこそ勉してたが、知らなかった! 口語表現にはまだ穴があるのかもしれん。日本語口語表現は恐ろしく底が浅いが、英語はかなり深い。

音楽嫌いはばか者の証と思ってたがそうでもないかも

あの高名な哲学者カントさんも音楽嫌いだったからである

政治に全く参加しない文学者は引きこもりではないか?

政治よりもっと高尚なものに参加するならいいが、出版ゴロや日和見学者たちのおしりなでなでに終始している文学者も多い

ペースをつかまねばならん

いきりたってもしょうがないところである じっくり涵養してペースをつかむ しかしじっくりしすぎてもだめである さじ加減が難しい 登竜門ではなく 裏口を探したほうがいいのかもしれぬ

遊女とは、を語る学者

なぜそれができるかというと、死んだ無名遊女のことしか語ってないからである 死んだ遊女のことを語るなら、バランスをとるためには生きている遊女のことを実名を出して語らねばならぬ

おろか

おりる、または、おろす、から来てるようですね 天から下るということかもしれぬ おろそか、とか、下とか、劣るとか、そういう意味にもなる 天には感情がない 天と言わず、仏と言ってもいいか 仏の慈悲は感情から来ているものではなさそうだな 慈悲と哀れみ…

慈愛と仏

仏と慈愛がまったく折り合いが悪い 母神なら慈愛があって当たり前だとは思う 母仏というと、ありえないということになっている かわりに菩薩というのがあってこれには女菩薩がいたりするようだ 知識が足りなくてようわからん 覚える元気はない