人生という苦行

僕の人生が
どうやら苦行である
一秒一秒
一厘一厘が
ひたすら
苦しく
刻み刻み
うらさびしい
何も見えぬ
何も聞こえぬ
本当なら
美しい妖精が通り過ぎているはずだ
本当なら
たえなる調べが聞こえているはずだ
それらが
なにもかも
滅した
なくなったのである