2014-11-01から1ヶ月間の記事一覧

自殺した作家の損得勘定

どうやら死んだほうがいいことも多いことは確実なのである 鋭敏な作家や詩人にとって 生きて空気に触れることですら 致命的なのであって かれらには命はあってないようなものなのである しかし僕は変に思うのだが 自殺した作家なり詩人に うまいことシンパシ…

おんなにささぐ

君はあるいは裏切ったと 言えなくもないのだが 僕はそうは思えず にょしょうの赴くままのところにゆきついたと そう評さざるをえない にょしょうとは日本ではひじょうに あらがいがたいさがである ということはぼくはおもうのだが おんなおとこよりも おとこ…

ジャーナリズムにおける問題

ジャーナリズムはかならず媒体を要して 誰かから共感されることを要している それは最初からアノニマスなしかし必ずいるとわかりきっている人々からなんらかの必要によって読まれることを予定している ということはジャーナリズムはどこまでいっても独立はし…

おとこまさりとおとこおんな

おとこまさりはおとこおんなではなく どこまでいってもおんなである

ぼくはさちうす

とにかくひたすら 遠慮固辞 なぜか さちうすだからだ 少しの成功でも命取りになる ぼくには必要最小限の幸福と 誰よりも目立たないかつやく それしか容れられない ぼくはちいさないれもので ひとひとりが味わう すいやあまいやほまれそねまれは につかわしく…

小説をやろうとすると

さまざまな邪推やら 持ち上げやらこきおろしやらが わんさとやってきて 気の休まるときもなくなる気がする だけどぼくには小説くらいしか才能がなさそうなのである といってもその小説の才能もまだ開花はしてはおらん あるいは映画のほうがいいのだろうか ぼ…

実は構想は練っているのである

なかなかいいと思うんだが 問題があって 僕にはどうやらセックスがまったく書けないらしい つまり売れない 同時代の作家たちからはまちがいなくなかまはずれにされる ということは世間的な意味での 作家としての収入は見込めまい なにか圏外にいる 夢想的な…

フーコーと権力批判とトランスジェンダー

このみっつは不可分なのだろうか 僕はどうも幸徳秋水や大杉栄はトランスジェンダーだったのではないかとここ数年考えている かれらはだからこそ危険だったのであろう 他には北一輝もそうだったのではないかと疑われる こんなことは一流の文学研究者ならとっ…