文学メモ

実は構想は練っているのである

なかなかいいと思うんだが 問題があって 僕にはどうやらセックスがまったく書けないらしい つまり売れない 同時代の作家たちからはまちがいなくなかまはずれにされる ということは世間的な意味での 作家としての収入は見込めまい なにか圏外にいる 夢想的な…

ウプサラ大学にもっと注目すべきである?

ストリンドベリとフーコー 二人の反逆児、異端の才能とまではいわないかもしれないが異才鬼才を一時擁していた 何らかの発想の転換がスウェーデンから生まれることがありえる スウェーデンというところがヨーロッパであってヨーロッパではないところがある …

スウェーデンに似ているところ

四国か? 多島海があるというところが似ている 四国には瀬戸内海がある

バルザックにしてもストリンドベリにしても

病的な乱筆多筆ということがある 彼らはたちどまって考えたりはしないのだろうか おそらく書いている内に問題提起がなされ書いている内にそれが発展して解決したりさらなる派生した問題が発見されたりするのであろう 彼らはおそらく行動派なのである じっと…

可能なことがら

可能だった悪しき行為に分類されるようなことがらを、あれこれ思い返して考えたが、実際にはやっていないということを、混濁した意識で朦朧としながらも抗弁する自分が、いやになったということ? この場合自分の混濁した意識がいやなのか、それともなしえた…

日本再発見

日本をもっとミクロに見て 再発見せねばならぬ 日本は人にマクロで見るように強要して 過たせる どうやら日本は罠上手なのである 直感でとらえた日本はたぶんまちがいであり まちがわないためには実地に赴くことが必要ではないか だがその実地こそ妖怪じみた…

保田與重郎

この人についてはもう少し調べないといかん 日本浪曼派はもっぱらふざけた団体のように言われるが、時期が悪いということもあるのであり、もっと公平に判断する必要がある むしろ問題は、戦後に日本浪曼派的なものが徹底的に芽を摘まれるという状況のほうで…

そろそろ文学上のキャリアプランを考えよう

やっぱり福岡出身というのを軽視しちゃだめだ ただ、福岡というところはすごくデリケートなので前面に押し出すわけにはいかない ここが難しい ケアはするんだけど押し出せない うまくやってる人もよく調べたらいるんだ だけどぼくは誰よりも下手でありたいの…

ヘルダーリンの詩には孤独がよくあらわされている

詩人の孤立、不幸、さびしさ、というのはどうやらすさまじいもののようである 彼らはどうやっても報われぬ! 僕はともすれば報われる夢想をすることがあるので、これはだめである 夢想する余裕すら断つのが詩人であるはずなのである 精神上の薄氷を踏み抜い…

ヘルダーリンと僕の親和性

僕は心情的にヘルダーリンとよく似ている ちがうのは、僕は狂ってないということだ 狂うということを達成するには、よほど才能があるか、なさすぎるかしないといけない 僕の才能は中途半端なので、狂気の世界に飛び込むことがかなわんのである

ヘルダーリンの偉大なところは死を選ばずに狂気を選んだことである

死を選ぶのはたやすい 一日で済まない死はない

僕の生涯の文学研究テーマのひとつにMark Twainがあることに疑いはない

pessimism と frontier lost の関連性 フロンティアに対して人間がどのような影響を受けるか フロンティアを土地の問題とだけ扱えばいいのか 想像上のフロンティアをどう扱うか 研究せねばならぬ

ダンヌチオに対する理解をもっと深めないといけない

国民運動とは何か 国民文学とは何か 政治参加や戦争従事とどう関わるか 少し本を読んでみよう - イタリアと日本を比べると、日本では地方が江戸時代300年を通じて骨抜きにされてしまったのに対して、イタリアはずっと地方が元気である、ように思える。 地方…

ジョイスは今から見れば古典のように見えるが

1930年くらいの頃だと最先端なわけだ だから、堀辰雄や川端康成がジョイス文学を参考にしたといったら、手探り状態から参考にしたわけで、研究がある程度進んで学会の評価が固まってから参考にしたというのとはわけが違うと思ってよい

パヴェーゼはマルクス主義者だったらしい

僕としたことが見落としていた とてもそうは思えないが ただ、確かに、蒙昧な人たちの村に入っていって溶け込もうとするというところが、ナロードニキのような感じはあるにはあるのか それが目的のために溶け込むのではなく、村の女と恋愛関係に陥ってしまっ…

シュティルナーという人がおるらしい

何をやっても失敗したというので共感が湧いた 僕もあまり成功するほうではない

漱石を完全に捨て去るわけにもいかんので妥協点を決めた

一日必ず三十ページ漱石作品を読む ただしそれ以上は読まない ついでに、慢心を戒めるためにページビューをリセットした

「寒さを目がけて産うまれる子供」

葉山嘉樹の文章。 これは非常に面白い表現だと思う。 自分たち夫婦があったかいときにいい思いしたから子供が「寒さを目がけて産うまれる」のに、それにまったく気づかない。 半年以上も前のことを労働者が思い出すはずがない、ということを暗に示している。…

僕の文学から何を廃するか その1

性交を廃する 性交描写は愚 性交は愚であるとしか思えず、性交を描くことで人間を馬鹿にしているようにしか思えないからだ 性交描写は作品の品位を落とすとしか思えない

音楽嫌いはばか者の証と思ってたがそうでもないかも

あの高名な哲学者カントさんも音楽嫌いだったからである

処女会というのがあった

青年会の女版

原卓也

ロシア文学翻訳者 主にドストエフスキーを訳す 東京外大 今生きている亀山さんよりできるかもしれない 2代続けてロシア文学をやったようだが3代目はやってないようだ 2代やるなら3代目もやったほうがいい気はするが

ネクラーソフ

ロシアの詩人。貧民に目を向けた詩を書く。 現実暴露的な作風。

大原恒一

ネクラーソフの翻訳を手がけた。

能にはかなしい労働の話が多いらしい

今度集中的に勉強する! そろそろやらないと!!

ホイットマン

ホイットマン。 アメリカの抒情詩人?

織田作之助は非常にすぐれた文学モデルである

「大阪の下町」というところが、日本文化においてどう機能するかという問題を考えるにあたって、非常にいい。

コーネリアス・ライアン

コーネリアス・ライアンは、アイルランド出身のアメリカ人ジャーナリストで、「史上最大の作戦」を執筆したということだ。 アイルランドの人のなかにはジャーナリストとしての才能が抜きん出ている人がいるようだ。 ジェイムズ・ジョイスもジャーナリストを…

野間宏という作家がおるらしい

ちょっと読んでみて、まあ中くらい程度かなあとは思う 被差別系にしては謙虚なところがあるのでそこはいいかもしれない

織田作之助「青春の逆説」

この作品はおもしろいなー やや卑俗だが、いやになるほどではない かれの作品には庶民の美徳がある 向上心がないようなのが気にかかるが・・・ スタンダールに心酔しながら、歴史的巨篇を書こうともせずに、庶民小説を好んで書いたというのがよくわからん 3…