コーネリアス・ライアン

コーネリアス・ライアンは、アイルランド出身のアメリカ人ジャーナリストで、「史上最大の作戦」を執筆したということだ。
アイルランドの人のなかにはジャーナリストとしての才能が抜きん出ている人がいるようだ。
ジェイムズ・ジョイスもジャーナリストをやっていたことがあるし。
アイルランドはなかなかいいな。

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一方日本は、韓国とのつきあいが悪い。
だから韓流ドラマを流すのかもしれんが、それでどうなるものでもなかろう。
あれは、流せば流すほど儲かるからそうしているという面が大きい。
韓国と付き合う場合に考えなければいけないのは、二つの国における差別の同じところと違うところである。
同じところは、被差別階級を作らなければならないところ。
違うところは、韓国の日本への差別は独創性に欠けることである。
あたかも、日本から韓国への差別を受けてから、それに同じ技を返すようにして日本を差別する。
そこには、単純さというきらめきがある。
いっぽう、日本の一見独創的にも見える差別とはなんだろう。
ちょっと地政学的に考えると、中国がまず韓国と日本を差別しているという構造がある。
それで、韓国と日本が同じ差別されるものどうし仲良くなってしまうと困るから、両国間に決定的断裂が必要になったとも考えられる。
そうなると、「日の出づる国の天子が・・・」というあの書簡は、共犯関係を持ちかけたとも言える。
こういうことは非常に見えにくい。私もさっきまでまったく気づいていなかった。
その理由は、アメリカやロシアやヨーロッパ諸国があまりにも強大だったからであろう。
だが、仮に中国が唯一の超大国になるとしたら、浮き彫りになってくる構造ではないだろうか。
そうなると、日本における差別が悪質さをなぞるようにしてできているとも言えそうだ。
悪質さを必死に演出しようとしているわけである。
悪質さを高めれば高めるほど報酬が得られるからなのだろう。
しかし、その悪質さには本質性がない。
そこに不満を感じざるをえないわけである。
ヨーロッパにおける悪質さには本質性がかなりあると思う。