2014-07-01から1ヶ月間の記事一覧

日本武人による戦争における呪詛放棄

中国ではごく近世ごろになっても呪詛部隊が軍隊における大きな位置を占めていたようだ ところが日本ではそうはならなかった はやばやと呪詛を退けたのである 呪詛は戦の前に祖神を詣でることにとって変わられた 日本は歴史においてかなり早い段階から科学的…

武士は科学者であった

武士は科学者だったのである その科学はもっぱら殺傷ということに特化していたのではあるが ロシアも含む東アジアにおける科学がどういうものだったか包括的に考えなおしたほうがよい

呪詛部隊と皇帝

呪詛部隊というのが皇帝によって全国津々浦々から集められた精鋭部隊としたら 呪詛は国家的統一偽科学としての一形態だったと言える 日本武人は早くから当地に土着して中央たりえなかったから、ご当地呪詛者しか登用しえなかっただろう ご当地に霊泉があるか…

1920年前後における東京下町やくざとニューヨークギャングにおける類似性

およそ一世紀遅れて、ニューヨークギャングによってなされたことが東京下町やくざによってもなされたようである いまでもよくやくざが前時代的なことをしでかし、われわれ善良な市民があんな遅れたことをやっていると驚かされるが、なんのことはない、一世紀…

僕の漱石への不満点がはっきりした

僕はいつも漱石を読んで、しばしばあれっと思うのである それが今日原因がはっきりした 漱石の作品は、論理や筋において展開がすむーすにいきすぎているのである そこがどうも気に入らない 人間が人間ではない どこかあつらえたようなところがある 巧妙に隠…

漱石文学が以降の人間を規定したところはある

どう考えても、漱石文学に出てくる以上の人間が出てこないとだめなのに、それ以降漱石文学に出てくる以下の人間しか出てこないように規定されている 枷がはめられたというようにも思える おそらく漱石には自覚がない ところがそこにめざとく気づく人もいる …

漱石以外が駄目すぎたということもある

ひとりに負担がかかりすぎた