2014-01-01から1年間の記事一覧

自殺した作家の損得勘定

どうやら死んだほうがいいことも多いことは確実なのである 鋭敏な作家や詩人にとって 生きて空気に触れることですら 致命的なのであって かれらには命はあってないようなものなのである しかし僕は変に思うのだが 自殺した作家なり詩人に うまいことシンパシ…

おんなにささぐ

君はあるいは裏切ったと 言えなくもないのだが 僕はそうは思えず にょしょうの赴くままのところにゆきついたと そう評さざるをえない にょしょうとは日本ではひじょうに あらがいがたいさがである ということはぼくはおもうのだが おんなおとこよりも おとこ…

ジャーナリズムにおける問題

ジャーナリズムはかならず媒体を要して 誰かから共感されることを要している それは最初からアノニマスなしかし必ずいるとわかりきっている人々からなんらかの必要によって読まれることを予定している ということはジャーナリズムはどこまでいっても独立はし…

おとこまさりとおとこおんな

おとこまさりはおとこおんなではなく どこまでいってもおんなである

ぼくはさちうす

とにかくひたすら 遠慮固辞 なぜか さちうすだからだ 少しの成功でも命取りになる ぼくには必要最小限の幸福と 誰よりも目立たないかつやく それしか容れられない ぼくはちいさないれもので ひとひとりが味わう すいやあまいやほまれそねまれは につかわしく…

小説をやろうとすると

さまざまな邪推やら 持ち上げやらこきおろしやらが わんさとやってきて 気の休まるときもなくなる気がする だけどぼくには小説くらいしか才能がなさそうなのである といってもその小説の才能もまだ開花はしてはおらん あるいは映画のほうがいいのだろうか ぼ…

実は構想は練っているのである

なかなかいいと思うんだが 問題があって 僕にはどうやらセックスがまったく書けないらしい つまり売れない 同時代の作家たちからはまちがいなくなかまはずれにされる ということは世間的な意味での 作家としての収入は見込めまい なにか圏外にいる 夢想的な…

フーコーと権力批判とトランスジェンダー

このみっつは不可分なのだろうか 僕はどうも幸徳秋水や大杉栄はトランスジェンダーだったのではないかとここ数年考えている かれらはだからこそ危険だったのであろう 他には北一輝もそうだったのではないかと疑われる こんなことは一流の文学研究者ならとっ…

性欲と国家のおこり

性欲はくだらないし女の神性を貶める かといって世の全員がいもしない女の神性を崇めていては 国家の行く先が不安である しかし人間は国家のために生きるわけではない 人間ありきであろう ところが国家は人間より先にある ゆえに国家のほうが本家本元なので…

脱価値化の問題 続

脱価値化が陳腐だと言ったが 構造上そうなる尤もな理由がある 脱価値化というものがまともな大人たちが評価したすでにあるものを取り扱い それを脱と言えるほどには暴力的でない方法で 価値だけをえぐりとろうとするので 暴力的でない以上どうしても筋道は立…

脱価値化の問題 続続

脱価値化の問題は 正当性が確保されにくいということである 当該対象がどうしてやり玉にあげられたか 納得のいく説明は与えられにくい 個人的好き嫌いから 単に潰したくなっただけに周囲は思えるのである ならばといって脱価値化といっても個別のものに対し…

慰安婦誤報問題における問題

僕はこれについては 日本において頻繁に起こる 旧来の失敗モデルを過剰に再参照する ということがあるとおもう 慰安婦問題とは理想の対極にある失敗モデルであって しかもぎりぎりありえそうなリアリティも備えているのである すなわち兵隊でも性欲がたまる…

ポップさに国際性が必ず必要かどうか

倒錯というが

そこから倒錯したそこも倒錯していたらどうなるのだろう 二次倒錯ということになるのだろうか 倒錯とは嗜好における逸脱を表すと仮に定義するとして 嗜好は個人の自由を保証するという民主主義社会大原則からみれば 十分に許容されて良いものである とすれば…

脱価値化の問題

脱価値化の問題は陳腐なことにある あらゆる脱価値化が自明な経路を辿るのだ 脱価値化は未知のものでなくてはならない ところが脱価値化は既知のものを相手にする

日本武人による戦争における呪詛放棄

中国ではごく近世ごろになっても呪詛部隊が軍隊における大きな位置を占めていたようだ ところが日本ではそうはならなかった はやばやと呪詛を退けたのである 呪詛は戦の前に祖神を詣でることにとって変わられた 日本は歴史においてかなり早い段階から科学的…

武士は科学者であった

武士は科学者だったのである その科学はもっぱら殺傷ということに特化していたのではあるが ロシアも含む東アジアにおける科学がどういうものだったか包括的に考えなおしたほうがよい

呪詛部隊と皇帝

呪詛部隊というのが皇帝によって全国津々浦々から集められた精鋭部隊としたら 呪詛は国家的統一偽科学としての一形態だったと言える 日本武人は早くから当地に土着して中央たりえなかったから、ご当地呪詛者しか登用しえなかっただろう ご当地に霊泉があるか…

1920年前後における東京下町やくざとニューヨークギャングにおける類似性

およそ一世紀遅れて、ニューヨークギャングによってなされたことが東京下町やくざによってもなされたようである いまでもよくやくざが前時代的なことをしでかし、われわれ善良な市民があんな遅れたことをやっていると驚かされるが、なんのことはない、一世紀…

僕の漱石への不満点がはっきりした

僕はいつも漱石を読んで、しばしばあれっと思うのである それが今日原因がはっきりした 漱石の作品は、論理や筋において展開がすむーすにいきすぎているのである そこがどうも気に入らない 人間が人間ではない どこかあつらえたようなところがある 巧妙に隠…

漱石文学が以降の人間を規定したところはある

どう考えても、漱石文学に出てくる以上の人間が出てこないとだめなのに、それ以降漱石文学に出てくる以下の人間しか出てこないように規定されている 枷がはめられたというようにも思える おそらく漱石には自覚がない ところがそこにめざとく気づく人もいる …

漱石以外が駄目すぎたということもある

ひとりに負担がかかりすぎた

しばらくスウェーデン文学を研究しよう

ラーゲルレーヴやストリンドベリなど 80年代自然主義文学と、WW1までの流れと、WW1以降の流れ WW1以降はどうもスウェーデン文学は退潮してしまって、今日的な意味においてはほとんど立場がないように見える 懐古趣味から顧みられることはあるが・…

やはり日本の女流文学は弱い

SさんUさんがいるじゃないかと君らは言うかもしれない うーん・・・ 僕は彼女たちだけではまだ足りないと思う 他に知性派や哲学派がいないと駄目だと思う いま、知性のある女性なら官僚か弁護士にでもなるのだろうか 確かに女流はひどいことになりやすくは…

仮想自国

仮想自国を考えねばならぬ 仮想自国を考えられない人民は自国を仮想敵国と考えるようになるから

差別と日本嫌い

差別するから日本は嫌いだとはっきり言えばいいのだ そうすればもっともいやな目にあえる

ゆるキャラ

ゆるキャラはきぐるみであることに意味があって キャラクターによって地方民が人格を失うことに真価があるのである なぜその地を代表する偉人がご当地キャラクターたりえないのか 日本では個人がキャラクターになると困るからであろう 個人は引っ込むように…

日本ではちょっとでも偉くなると

すぐに運営運用を考えるように強いられる 運営運用とは自らたちの実利に関する問題であって 自由闊達な精神の働きとは無縁である おそらく偉くなればなるほど 精神からは遠ざかるよう強いられるのである 頭をやられてもいけないし 頭を使いすぎてもいけない …

ショックを受けた

なにかのボタンがかけちがえられていて 僕はどうやら引っ込むしかないようなのだが 引っ込み先がわからぬ これが引っ込み思案ということか

独立系の純朴な文学研究者が少なすぎる?

独立系といいながらも先行研究にすがって、すこしでも学者に近づきたいなあと思う人が多いのではないか それよりむしろ学者からの対蹠点になるようになったほうがいいのかもしれん 日本ではもっと文学に様々な角度から光が当たる必要がある 日本における文学…