源氏物語桐壺を掃除担当者ジェニタァから見る話を考えた

宦官のような人間を新たに作り出し
桐壺の身の回りの世話をさせる
かれは出身不明親不明であり
ある貴族に路上たまさか拾われた男である
実はかれは宦官ではなくて
精神上の性的無能力なのであり
桐壺の色香に翻弄されえない自分に絶望する
桐壺と帝の性臭によって記憶不能を発現し
桐壺の死臭によって宮仕えを終える
時系列をめちゃくちゃにしないといけない
なぜならかれは記憶不能を要求されたのだから
そして桐壺のかれに接する態度をスクランブル状の記憶から再構成していくうちに、桐壺からかれへの好意と共感を読み解きえたと錯覚すると同時に、50年ぶりにくらいに射精できたと思ったか思わないかのうちに突然死するのである