日本文化ギモン

分散霧散霧消

分散霧散霧消というと エネルギーがあったところに 使い切ってへたるということなんだろうが そもそも日本にエネルギーという概念があったかという 問題はある エネルギーという概念が 蒸気機関発明から信じられたという可能性もあるのである 蒸気機関のあと…

欧米人と日本人が数字を使って説明するとき

欧米人は、数字を2つ使って説明することが多い 日本人は、数字は1つ使って残りは全部であることが多い 例:「一日で図書館の本を半分読むほど読むスピードが早い」 この場合、欧米人ならすごいなあと思うが、日本人なら中途半端でダメなやつだと思ってしま…

日本には道徳がないとよく言われるが

たとえば会社には従うべきやり方や作法があるし ご町内にはご町内のルールがある 恋愛にだって守るべきエチケットがあるのである それらのものが日本では道徳とことごとくリンクしていないという問題がある どこまでいってもそれらは郷の話である 欧米ならあ…

女が男を非難する時

女が男を非難することは日本人には受ける。しかし本質的非難は受けない。幼稚な非難だけが許容される。

日本には死の神がいないのでは

黄泉の国はあるが いまいち死の神というとピンと来ない 死のことが不可知になっているのでは 死が原理上アポーリアになっているのかもしれん となると飛びつくのは生のほうであり 産まれる作用のところに比重がいってもおかしくはない

江戸っ子について

江戸っ子についてぼくが思うのは 異様に幼稚なくせしてしたり顔で偉そうにするので まったおかしいということである ところがそういう人間ほど利用すれば得するものはなかろうというのも また事実であろう

虚しさを感じさせるシステム

ぼくは日本においては、虚しさを感じさせるシステムが発達していると思う たとえば陸軍大学校あがりの参謀に対して、あらゆる一般軍人が虚しさを覚えなければならない それはほとんど強制される 現代でもたとえば、東大を出てない大学卒業生はときどき虚しさ…

虚しさというのが、個人主義的でもあるのである

個人として感じられる虚しさというものを日本現代社会はうまく利用しているようにも思える たとえば民族的悲哀であったりするのではない そういう虚しさではない 統計なり分類なりによって運ばれていった先での虚しさであろう 資本主義社会における虚しさは…

化けないとだめだという発想

沙石集に「このおんかたちにてはこの国の衆生は化しがたかるべし」という一節がある。 感化できない、教化できないという意味であろう。 感じさせることや教えることでなんらかのものに化けさせるわけである。 衆生のままではだめだ、ということである。 こ…

「非合理の行動原理となるのが天皇制」という文章に触れた

たしかにそうだ それは形而上学と一見思えるが、日本における最高の形而上学的存在が生身の人間であるということが、自己矛盾をはらんでいる これを僕流の詩人のことばであらわすと、「生きちゃってるものはしょうがない」ということになる そこから生きてる…

日本には半神という考えがない

ギリシャをはじめとして欧米文化圏には半神という考えがかなりある 日本は人か神かの両極端 というよりも、人と神との交合を認めないのが日本か 混血忌避、これをなんというか ミクスフォビアとでも名づけるか 混血忌避をするとき、何が咎められるかというと…

ところが日本の側にも自分以外の日本人を総崩れにしてくださいという願望はあるわけである

ゆえにアメリカの悪ではないのである アメリカと日本の共犯関係なのである 興味深いのは、それを告発すれば必ずおさらばもすることになることである つまりは恣意的な特定分野においては日本は言論不能国家となっている ならば僕はよりどぎつい表現を使ってw…

津波と外敵

津波というのは日本の中央から起こるのではなくて 外から来るのであり そういう津波が 外敵の性質を端的にあらわしていたと言えなくもない たとえば元寇などは 津波とほとんど同一視されていたかもしれないのである 津波は自然災害ではあるが外の自然による…

日本文化の宿痾は矛盾である

日本文化はつねに矛盾をまとっている その日本文化を政治はimitateしようとするが 不利益になるところを政治は選り分けて食しないのであるから 政治が食べなかった不果実を見れば 何が不果実かわかるといえばわかる 次はその不果実を果実化するというprocess…

だんだんわかってきた 日本では政治が難しい

治世は簡単なんだけど政治は難しい 自民党政権は反共ということで最初の説得力があって、そのあとは経済発展しているから説得力があった 経済発展が止まったら説得力はなくなる そしたら他の発展途上国と同じように外敵を持ち出さないといけなくなる ところ…