2013-04-13から1日間の記事一覧

最近の文学者は処世術がうまいもんなあ

破滅型の作家なんていない 破滅型を気取っている作家も、賞をとってちょっとお金が入るようになったらすぐものいいが穏やかになって担当編集者と次は何を小出しにするか相談するようになる そう言う人は一生何も出さないのはわかりきっているのだが、出した…

「非合理の行動原理となるのが天皇制」という文章に触れた

たしかにそうだ それは形而上学と一見思えるが、日本における最高の形而上学的存在が生身の人間であるということが、自己矛盾をはらんでいる これを僕流の詩人のことばであらわすと、「生きちゃってるものはしょうがない」ということになる そこから生きてる…

「中国では政治と道徳は不可分なんで、政治の世界はいわば人間の道徳的人格を完成させ、天に近づくための訓練の場なのです」という文章から考えると

メノンはまちがいじゃなくて、政治の現状をよく反映した考え方だったといえる メノンは徳を鍛えることで政治で支配的立場に立てると思っていた それは結果を念頭に置いた考えで、若者らしいいい考え方なはずだ ところがソクラテスがそれがあやしいもんだと言…