「非合理の行動原理となるのが天皇制」という文章に触れた

たしかにそうだ
それは形而上学と一見思えるが、日本における最高の形而上学的存在が生身の人間であるということが、自己矛盾をはらんでいる
これを僕流の詩人のことばであらわすと、「生きちゃってるものはしょうがない」ということになる
そこから生きてることへの驚異が生まれるわけであって、天皇制というのは不思議を感じるべきものであり、そこから絶望や憤怒を引き出すべきものではないということだろう