ことばギモン

機能主義

機能主義が徹底すると、なんの機能かは重要ではなくなるのかもしれん つまり、機能自体が重要になり、なんのために誰がどうやって何をするかは問題ではなくなるのである たとえば今では商業主義に傾いているようにみえるが、なりゆきじょうそうなっただけだ…

なぜ不健常と言わないのか

対になるものが隠されている言葉には何か秘密があると思ってよい おそらくそこにはどこかに刺すための刃が潜んでいる

才気とは何か

才気というのが迎合する性質であるともいえる だいたいにおいて才気はpanderなのであって、criticizeではない 批評の才気があるといったばあい、いくらか矛盾している 才気はどういうときに使われるか 主に人間を評するときに使われる 年取った人間に才気が…

なぜ「お汗」と言わないのか

「汗」という言葉が共産主義的で、科学的なのである 見方を変えれば、汗には人格が負わされないのであろうか 「無駄足」「無駄骨」とは言うが、「無駄汗」とは言わない 「汗」そのものに評価はくだされないようである 誰の汗だから偉い、偉くない、というこ…

いっそのこと内語と外語でわけたほうがいいかもしれん

そうなると真名や仮名にならなかったことばを抽出しなければいけなくなる 翻訳不能領域のことばを見出さないといけない

「志半ば」

これの意味がわからない 英語で言うとhalf will である 志は常にfullでないとまずいのではないのか

「後追い」との親和性があるもの

後追い自殺、とよくいわれるが、これは後追いの性質をごまかすために極端な例と後追いがあえて結びついたものだと思われる 後追い、と親和性があるものは、いろいろと考えられるだろうが、ひとことでいうと、反復行動一般だろう 具体的行動としては、踏襲に…

イケメン

「イケてる」は死語なのに「イケメン」が流行語なのはおかしい。「イケてる」というのは一時的に流行とマッチしているという意味のようである。「イケメン」というと普遍的美形という意味になっているようだ。では、たとえば整形でイケメンにしてもイケメン…

江戸っ子は近代の前に泡を吹いて倒れてしまった

ところがその江戸っ子語を近代日本語に採用した ならば江戸っ子語の不備を整理していかなければいけない

「誤魔化す」とは?

誤って魔に化かす、ということだろうか。 だとしたらなんでもないものを魔に化かせるのなら大したものである。 普通はそうではなく、大変なものをなんでもないものに化かす。 ならば、「誤馬化す」が正しい気がする。 誤って馬に化かす、というわけである。

日常と生活

日常生活、とは言う。 英語で言うと、daily life。日々生活、なのだ。直訳すると。 常を入れるとなると、daily normal lifeである。 その人によってdailyの中身は違ってきて当然である。 人種や業種によって生活は千差万別なわけであるから。 非日常生活、と…

公務と私務

作家が何をやるかというと 私務をやるわけである ところが私務ということばがない これがいたらん もっとも、最近の作家というと、公の共通項に広く訴えかける者が多い 共感なり反感なり好感を得たがる作家がほとんどであろう 少数派(この場合時がゆくにし…

がらくた や がれき の類の言葉

古語では何と言ったのか 調べないといけない

風評

風評、に一番近い言葉が何かと悩んでいたが、 議論、なのではないかと思った 議論は議論でも根拠が非公的なものである議論が、風評、である。 由来のはっきりしない風のような評、ということである。

風評 その2

風評家は評論家と絶対にかぶらない 風評家でもまともなことを言えばその部分はちゃんとした評になる しかし、一部でも風評が入っていればやはりその人は風評家と言われる であるなら、風評家と言われないためには、間違ったことを絶対に言わないことが求めら…

風評の反対語はなんだろう?

風の反対ってなんだろうな 息かな 生命がない空気の運動が風 生命がある空気の運動が息 だとしたら、風評って人間が作るものではないと考えられてるのかな 実は、自然災害が原因となって起こった人的災害に対するものに対して巻き起こる議論に対して、風評と…

健康

健康という言葉を原発事故以降とんと見なくなった どうやら、健康は縁起でもない言葉の仲間入りをしたようである

玉砕

玉砕と思っているということは、玉だと思っていると言うことだろう。 英語で言うと玉砕はshatterだろう。 粉々に砕けるという意味だ。

員は者じゃない

船員 会社員 公務員 調査員 外交員 ところが、労働者となると者がつく。 しかし、ふつうは会社員を労働者とは言わない。 労働者というのは肉体労働をする人のことを言う(peonの場合だ) - 人、というのでもいい さて、労働人とは言わない。 なぜか。 - 芸能…

教化

教化とは、抱き込みのことだろうか 有職故実は、部外者排除

不謹慎

不謹慎。 謹慎とは、家でじっとしていること。 だったら、不謹慎とは外に出ることか? 言葉をばらばらにすると、慎ましく謹しむということ。 同じ意味の繰り返しである。 謹慎に逆の言葉はあるか。 放蕩くらいだろうか。 放蕩度が0だから謹慎にはならない。…

「なでしこ」

撫でし子・・・なのかな 過去に体を撫でた子 過去に性交をした女、特にその女を寵愛し、体に飽きて性交の対象たりえなくなったあとでも面倒を見てやる、という古代日本貴族的なダンディズムだろうか。 それがなぜ現代において復古しうるか。 問題はそこにあ…

漁師、漁民

狩猟をする人・・・狩人 漁労をする人・・・漁師、漁民 ないものがいくつかる。猟民。狩師。 なぜないのか? ひとついえそうなことがある。 武士は漁をしない。 武士がやりそうにないことでしか、師は使われないと思ってよい。 - なぜ東郷平八郎が大抜擢され…

男が「凡夫」なら女はなんだろう?

凡婦? 夫婦っていうくらいだから、「凡婦」が正しいのかな。 しかし、平凡な女なら子どもを産む。 仏道修行に勤しむ「凡婦」は子どもを産まないであろう。 そうしたら「凡婦」は生産性のない最悪の女であると言える。(女の生産性とは一般的には出生を意味…

「反対」ではダメだ

「反対」というのは、世論調査上の数字にしかならぬ。 世論調査というものは、調査者によってまったく恣意的な形にできてしまう。 「反対」するときには、行動とセットでないといけない。 だから投票すればいい、というところに行くのが向こうの狙いなのかも…

くぎづけ

よく、「くぎづけ」という表現がある。 英語でいうと、glue である。glueには接着剤という意味がある。 人の視線や意識をくぎづけにする、ということがよく言われるが、これはいつから使われるようになったのだろう。 きっとそんなに古くない。 だが、「くぎ…

復興

復興とは何なのか・・・? 英語で言うと、rebuild、 restruct、 revive がとっさに思いつく。 rebuild だと、建設だけだと思われやすいのでよくなくて、 restruct は、「リストラ」というカタカナ語を作ってしまったから意味が一義的になってしまって (rest…

原発

原子力発電所を原発というのなら、水力発電所は水発、火力発電所は火発としないと整合性が保たれない。 ただ、水力も火力ももとは原子からできているようなので、そういう意味では火力水力と原子力は分けて考えないとだめか。 原子力発電というものは、よほ…

放射能の擬態語を考えていたが

デロデローというのがいいカモ 放射能は妖怪じみているが、極めて科学的なので妖怪ともいえない 妖怪の条件は、前近代と非科学だと思う。

「なさるまま」

ネットでテレビが見れて、インタビューで東北の被災者の方が、「なさるまま流されていったんですよー」と言っていた。 「されるがまま」とふつうはいう。けどこれは口語では言わないのかな。 だったら「なさるるまま」の省略が「なさるまま」なのかな。