嚥下できないもの

ふつう
嚥下したものは
なんらかの内蔵に入って
しかるべきところから出て
うまく循環する
ところが
嚥下しても出ていかないものは
循環しない
そこにとどまる
そのとどまり性が
恐怖すべきところなのだ
唾棄したとして
その人の唾がまともじゃなければ
まっとうには受け取れない