不起立問題

不起立問題は、不起立問題に収斂されたことのほうが問題なのではないか
多種の抗議の形式が雨あられのように降りかかってくるというわけではなく、ヴィジュアル的にわかりやすい起立するかどうかというところに、収斂させて討議させ、裁判上にも持ち込み、一応の決着を演出する。
そこには、個々人の多様性は見られない。
政治効果という問題がある。
無難で、狂気に至り得ないところでもって、解決しようとする。
穏便に済まそうということだろうが、済ましてどうするのかというと、済ました先はだいたい保身ないし現状維持であり、前進ないし改革ではないことが多いのである。