sneer :嘲り、冷笑、軽蔑

sneer という単語が、My sneer could... という文脈で出てきて、どうにもわからなかった。
よく考えたら、アメリカ人は、嘲りを相手が誰であろうと自発的にしうる、ということがわかった。
日本人なら、嘲るときは相手を見て嘲る。相手がこんなにひどいのだから強いられて嘲る、というのが嘲るときの鉄則だろう。
「自分勝手に人を嘲るということはあってはならない」というような社会上の不文律があるように思う。
ところが、アメリカ人は、相手が誰であろうとなんであろうと、リスクを自分で背負い込んで勝手に嘲る。
もちろん、ほとんどの場合リスクのみの場合が多いのではあろうが、そのような暴挙をする自由はあるということであろう。
よく考えてみれば、日本では暴挙の成立する隙間がないのである。
では、その成立しそこねた暴挙がどこに回収されるかを次に考えないといけない。