2012-10-20 漱石作品における看護婦 作家に対するギモン 漱石作品中の看護婦は、僕が今まで読んできた中では、いささか生意気なモガとして描かれている ここで注目すべきなのは、宗教病院が出てこないことである 外国文学においては、セイントなになに病院というのがよくある 漱石作品における病院は、宗教立のものがないのではないか? 周到に宗教を避ける漱石なのである というより、もっと意地悪な見方をすれば、女と宗教が結びつくことを極端に避けているのである