(ど真ん中の一行だけ書く練習)

よくよく考えてみたところが、この今見下ろしているむき出しの性器を持つ女を、愛しているなどとは到底思えないのであり、かれにとってはデザアブモアと感じられることであり、一連のオブシインな行為が誰かによって不断に引き算されているように感じ、かれは必死になってむき出しの女に対して唾液をなすりつけることにしたのであり、それは計算通り彼をいくらか安心させたのであるが、女はと言えば神のあたえたもうた肉欲のうねりに飲まれており、女の脳内ではそのうねりが各種の大災害を連想していたのであるが、自分たちだけはその大災害からまぬがれえると確信していたのである。