知識と科学技術

そのような日本的知識であっても、
科学技術においては何の不足もないのである
科学技術というものが、内面の充実とは一切関係がないというところにおいて、
日本的状況を一閃のうちに切り裂くのである
ところが、内面の充実とは一切関係がないといっても、社会における力関係や構造とは大いに関わりがある
個人的科学者というものがほぼありえないわけである
ありえたとしても、非常に稚拙で微弱なものにしかならないのである