2013-03-12 読書について 短歌 吾はさて出歯亀なりや一頁また一頁繰りて悔いたり 体裁の流通と機械とくぐり抜けわがこの本のおすましな顔 読むたびに読んだ経験のしかかり他者の眼球吾を睨めり 読むほどに悔恨ふかし南米の飢えたる孤児のうめきを聞けり