2013-11-22 際限ない後退 ぽえむ いったい僕は どこまで後退せねばならないのか おそらく 死によってすら 後退しきれないのである あるいは類型的狂気くらいしか 逃げ込む先はもう無い この類型的狂気というやつは 格好の逃げ場であるだけに 僕の文学上のセンシチヴを著しくきずつけるのである 僕は安易に狂気に逃げ出してはならぬ しかし狂気を内包せねばならんこともまた確かである つまり僕は こんな生活では駄目である しかし駄目にはならねばならんのである