2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

『ある日のエモリーヌ』(出だし練習)

かれのことを村人たちは、それ、と言ったり、あの女のこども、と言ったり、陰気くさいちびのせむしと言ったり、村の風になじむように、言っていたのである。

怪物は資本主義か?

怪物は資本主義であると 一見思える ところが資本主義を成り立たせる資本こそが 怪物なのである ファントムなのである 文学はここをこそ書かねばならぬ ところが実際資本に体当たりすれば 体が砕け散るので 資本をいっときでも忘れ去るような たとえば愛欲や…

この孤独!

僕のこの孤独はどうも不幸であるし 耐えられないミスフォチュンであるとも思えるが いっぽうで孤独の深さが足りていない気もするのである 本当の孤独を実現したいのなら目と耳と時間を感じられないように自らを苛まらせなければいけない すなわちそれは 死へ…

文学者の宿命

文学というのは点数を稼ぐというのもひとつだが 点数がつかないというのもひとつである 後者をやるのであれば破綻と恐慌と嵐を同時に発生せしめねばならぬ だがそうしつつも 自らはめだかにならねばなん

ロビイスト

ロビイストがいるなんておかしい、と日本人であるなら思うわけだが、少し考えてみればわかることで、ロビイストがいるということは個人を尊重した民主主義的であるということだ 圧力団体があるということは、個人主義的ではない 本来は個人が直接に政治に参…

僕は疲れた

まったく僕は 何もやってないようでいて 非常に疲れておる リスが寿命の何倍かも生きてしまっているようなありさまである まったく本当に この疲れは説明がつかん

文学から離れて

少し文学から離れてみると 文学などはいかにも 矮小で 縁遠く 言葉足らずなのにいらんことばかりは多く 冗長で説得力に欠け 支離滅裂で統合に欠ける 僕はというと純粋に文学をやらねばならぬ それすなわち どの文学よりも素晴らしくあらねばならんし どの文…

アメリカは浅いのかも

アメリカは文化上の商品が多いのだがそれぞれはある程度は浅い 浅さを量でごまかすところがあるんだな あまりにも数が多いと、人間はそれがただしかったり美しかったりするように見える だが、浅いからといってアメリカ研究をやめる理由にはならない アメリ…