文学上のギモン

いのこれんたろう「懺悔録」とは何か

キリスト教徒でもなんでもないのに懺悔するとは? キリスト教徒が聞いたら怒り出すような話である アメリカ人は、懺悔ということばを日常的に発さない 宗教を介さない懺悔は、ありえないのだ。 告白ならありえるが。 こういう、ねじれて浸透する翻訳語につい…

下町文学について

下町文学は、下町が包摂してるという考え方でいっている。 抱き込んでるわけだ。 そしてひとつの体系になっているというような感じである。 一体になるということ。 身体論が日本で隆盛な理由がわかる。 一体になろうとする。 ところが個人は一体になろうと…

文学と編集

ある文学者がいるとして、その文学者の文学に対して編集者があれこれアドバイスして、 上出来なものができたといわれても、 見る人が見れば透けて見えるのではないか。 下卑たやりとりのそこかしこまでも。 それは瞬時にさめるものだと思うのだ。 文学者は圧…

文学史ということ

有名な文学者の文学史の本を読めば、それに沿った解釈しかしなくなるおそれがある。 一通り文学に接するまでは、これはやめとこう。 今はまだ早すぎる。