resignation

諦念。
これがあるほうが、宗教心が高いということらしい。
ある問題があるとして、それを人間でなんとかできる問題と考えてそのために努力しようというのではなく、神に丸投げして身をゆだねるというほうが、宗教心が高いのだろうか。
そういう点と、日本の戦前の人々のように父を慕うような姿勢は、似ているのだろうか。
ひとつ言えるのは、西洋においては、神には父という性質はなさそうである。
父より上位、というよりも超越するもの、というのが神だとする。ということは、西洋は一般的に言って家意識が低いだろうと思われる。
家意識が低いということは、自己保全の意識が先に立つより、効率性や合理性が先に立つことになる。
だから自己批判が西洋において展開されやすいのではないか。