アメリカ 2

アメリカは原理主義ではない
高度な民主主義なら原理主義にはならないと言いたいのであろうか
アメリカの民主主義は最高度と言ってよいだろう
その裏づけは、もっとも歴史が古い国の一つである日本の司法が、アメリ最高裁判例をそのまま
受け入れることが多いことからも傍証されている
日本の法の半分以上はアメリカであると考えても差し支えなかろう
日本政府や官僚の意向を汲むというより、アメリカの意向を推し量って悪からぬほうへ持っていくわけである
法と慣習ということで考える場合、慣習をとりあげねばならぬ
法と同じく、日本の慣習の半分以上はアメリカ的でなければならないとも言えそうである
ところが、アメリカの慣習を受け入れるということにはならない
アメリカが日本をアメリカ以上にアメリカ的になっては困ると思っているからではないか
倣うという性質が異常に強い日本にあっては、日本が強大化しすぎた場合独立を宣言しないとも限らない
そうならないためにはかなりの手がつくされる
まず、日本は二流または三流の慣習を実行せねばならなくなる
それは疑似アメリカ的であり、疑似日本的でなけれなばならぬ
その実際の実働洗脳部隊に歴史的にうだつのあがらざるべきごく一部の人々が用いられたとして、驚くべきことではない
むしろありうべきことである。