swoop stoop

swoop :急降下する
stoop :身をかがめる
どっちも下に行くという話。
非人間的なものがやるときと、人間がやるときでは話が違うのだろうか。
どっちにしても下に行くというのは単語からわかる。
(余段だが、日本における「ストンと落ちる」はstoopから来ていると言えなくもない。ただのguessだが。)
日本語では、「かがむ」と「降下する」であり、「かがむ」には下に行くという意味は、字そのものからはでない。
慣用表現と文化を知っていないとだめだ。

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その慣用表現と文化は、すでに決まっていることが多く、異論を挟む人はものごとをよくわかっていない人だということになる。
しかし、近代においては、「すでに決まっている」度合いが大きいものほど実はあいまいにしか決まっていないことも多かろう。
なぜなら、近代そのものが逆行不可能な正規の時流であり、その正規を証明するのは近代的現在しかなさそうであり、だが近代的現在はおのずから正しいとしか言いえないのだ。

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水が下から上には流れないことと同じように、時代は本流においては逆行しないのであろう。しかし特殊事例として水が下から上に流れるようなものも必要である。間欠泉のような見世物を近代は必要とする。

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逆行なり反動なりするものはいつも本流ではない。
ならば、本流は自らをある程度意図的に逆行なり反動なりを少しはやらないと、濁ってしまうことになるのかもしれぬ。
正しい姿勢を取って流れに身を任せたとしても、近代はそのようなまっすぐな流れでは実はないのかもしれず、そうだとしたら正しい姿勢こそが危ないのかもしれないのだ。
ううむ・・・
だからなんだというのだ・・・?