不思議なゆううつ

学業が少し進んで
知識が深まっても
さみしいきもちがあり
そのさみしさをいっときでも癒しうるのは
市井の肉欲であると思わせしめられることがままある
そのようなとき
神に祈りたいが
なにかが私の足を大いに引っ張る
とんでもないことである(outrageous)
しかし
それを非難するのもかわいそうに思える
しかしそれこそが
同情を買いたいひとの
巧妙な廓術なのかもしれぬ