免罪符について

免罪符がなぜまかり通ったか。
おそらく、教会側は、「金は卑俗で下劣なものだから、多少出させても構わないだろう」と思ってやったのではないか。
背景には、余分に金をため込んでいる人がかなり増えてきたということがあるのだろう。
しかし、その結果、宗教改革がおこることになってしまった。
おそらく、旧キリスト教側は、キリスト教にオルタネーティブがありえるとは思えなかったのだろう。
(このときに、日本のような勧進はなかったのだろうか。キリスト教の人たちは、「自分たちは金がない」とは言えないのだろうか?)
金を甘く見てはいけないということか。
それほど金は悪魔的であり、制御することは難しい。
それゆえ、金を支配するというよりも、金を私有させることに舵が取られたのだろうか。
金を総有するのが共産主義なのだろうか。
ただ、産というのがわからない。
産業なのか、資産なのか。
産がむずかしい。