vigilante と militia

自警団 と 民兵組織
民兵組織がある国には、憲法と軍隊がないことが多いように思う。
近代国家になったら militiaがあることはありえない。
また、ほとんどの近代国家で基本的にはvigilante は認められていない。
緊急避難は個人に認められるが、集団的緊急避難は認められてない気がする。

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関東大震災の時、自警団があばれまわって外国籍の人間を虐殺したといわれていて、その残虐性(ferocity または astrocity)が問題視されることが多いが、重要なことは「江戸の民間人がはじめて自発的に武力行使をした」ということではないだろうか。
それまでは江戸の民間人がやることといえば、武力に関することは一切なく、警察に関することと言っても、岡っ引きの手下になって内偵行為をやる、くらいのものだったはずである。それがいきなり武力行動となって外国籍の人間に向かった。
なぜなのだろう(?_?)