夜の公園会議

韓国語まじりの日本語を話す若い出稼ぎ女が4人
人影のない道路に面した公園で
会議をしていた
いかにおまわりが悪質か
いかに自分たちの客が悪質か
といった内容であったと思う
聞き耳を立てていてぼくは
彼女たちがはしゃいでいることに気づいて
驚きを隠せなかったのである
彼女たちは悪いことをしているとは
思っていないのだ
外国で割のいい仕事をしている自分たちに
一定の自尊心を与えていたのである