配管工のジョー(Joe the plumber)

配管工のジョーとは、アメリカの大統領選挙においてオバマ大統領候補に、課税に関する質問をしたことから一躍有名になった男である。
彼は嘘をついていたが、その嘘がかえって彼を押し上げる結果となった。
ジョーはその機に乗じて、今は特派員ジャーナリストのようなことで生計を立てているらしい。
アメリカにおいては、巨大な大衆機構を緩衝のような役割で調整する、このような人が出てくることがある。
こういう人がいるから、社会に奥行が出てくるようにも思う。
演出ではなく、少なくともある程度にはインディペンデントに、そのような人物は行動するようである。
それで思ったのだが、アメリカには大衆界があるのである。
日本には山ほど界があるが、大衆界があるかどうか少し怪しい。