80年代SF映画を見てのギモン

当時はすごく斬新だったはずである
ところが、今見るととてもありふれた感じがして、むしろ陳腐すぎてイライラしてしまう
他の映画、たとえば恋愛映画とかは、やってることはまさにありふれているし陳腐そのものなんだが、肉体の上についている皮が違うせいかわからんが全然イライラはしないし、新しい恋愛映画を見るたびに斬新さを感じる
ところがSF映画はそうではない
新しい特殊効果や演出があってはじめて斬新さを感じる
ということは、SFはもう完成されてて、あとは反復+脚色やら演出やら、の問題になってるということかな
よくわからんが
一度見たらもうダメになるということは、SFでは用いられる設定は一回の使いきりなのかな
設定のパターンを組み合わせて延命をはかりはしても、すべての設定を出し尽くしたらもう終わりなのだろうか
だとすれば、SFとは自由よりも制約のたまものだ
ということは、SF作家は、だいたい優等生だということになる
そういえば、無頼のSF作家というのは聞いたことがない