笑いの違い scoff

scoffという単語は、「冷笑する」と訳される。
しかし動作としては、「鼻で笑う」ということである。
欧米では、ただ単に「鼻で笑う」という笑い方がありえる。
日本では、「鼻で笑う」ということは冷笑以外にありえないようである。
というより、「鼻で笑う」という動作はするにしても、「鼻で笑う」という表現のときは冷笑という意味になる。
「鼻で笑う」ときで、冷笑のニュアンスがないときは「クスっと笑う」ということになる。
こういうオノマトペーになってしまうのだ。
動作として、ではなく、オノマトペーとして、ということになる。
日本では、笑い方に制約があるのかもしれぬ。
中途半端な笑いは許されていないのかもしれない。
笑いに自由度が低いということか・・・
だからこそ、規定路線的な笑い、もしくは笑いのparagon、が世に溢れているのかもしれぬ
真に独創的な笑いはあまり見受けられない気がする。