リバーダンスという舞台劇について調べた

リバーダンスというのは、1995年頃からやりはじめた新しい舞台劇らしい。
アイルランド人の音がくや踊りを主にやるようだ。
20世紀も終わろうかというときに新しい舞台劇が生まれるというのはすごいことだ。
日本でこういうことはありえるか?
ダンサーたちが集まって、新しい団体を旗揚げし、新しい舞台劇をやりはじめたりとかするだろうか。
難しいだろうな。
なぜ難しいかというと、成功可能性が極めて低いからである。
日本人の態度として、「必要なものはすでにもう出尽くしていると思う」ということがある。
まだ出てないものは、既に時の審判によってしりぞけられたものである、と思っている節がややかなりある。
新しいものを出していこうとする、その行為自体がよほど不遜なのである。
日本で何か新しいものを売り出すときでも、どこか他の国ですでに成功を収めているかどうか綿密に調べ、分析や研究をやったうえで売り出していく、ということがありそうである。
そこには何がないかというと、ピュアーな真情やどうしてもという熱情がないわけである。
当然というべきか、それらがないのであるから、信念もないわけだ。
心の領域における算盤(abacus)勘定が先に来ている。