ひそやかな思い(漠然)

僕が嫉妬をしないかというと
そうでもないのである
時々ハンケチを噛み砕くほどに
激しく悶絶し
涙と鼻水と
悔恨と焦燥で
はじけあがりそうになる時が
あるにはあるのである
しかしすぐに
こころをとりもどし
わななきながら
元の姿勢にもどるのである
もちろん
これを一度やるごとに
ろうそくはケチになっていく