「フラガール」と「BRASSED OFF(邦題:ブラス!)」

どちらも、炭鉱の街に生きる人たちが何か非日常的なことをやる、という話。
フラガール」はフラダンスを、「BRASSED OFF」はブラスバンドをやる。
一見似たような話にも見える。
だが違うのは、フラダンスは女だけでやる話。
ブラスバンドは、男だけでやる話。(作中では女が一人入ってくるが)
イギリスによくあることだが、男子のみしか参加できない団体というのがある。この映画で出てくるブラスバンドもそうである。
これはわれわれから見ると、男女差別にも思える。
しかし、男女差別ではなく、女性を排することで規律を高くしよう、ということなのである。
女性が入ってくると性愛の問題がでてきて、面倒なことが次々に起こりやすいのである。
これがアメリカ人になると、決して性愛の問題を面倒だとは思わず、すべてをそれ込みで考えている節がある。
日本人も、アメリカ人の真似をすることが強いられていると思い込んでいるので、それに倣っている。
イギリス人は違うようだ。
もっとも、最近では、女性でも入れるようにした団体も多いのかもしれないが。
時代背景が違うので、なんとも言えないが、一応メモっておこう。主に再確認という意味で。

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ウォーターボーイズは、男だけのシンクロ。
サブカルチャーだと、インフォニットストラトスやサクラ対戦は、男が一人だけ入るパターン。
日本では、男が一人だけ女の園に入るパターンが多い。
もっというと、女のような団体のところに一人で切り込んでやっつけるパターンがあるのかもしれない。
ヤクザ映画でも、相手の組が女の腐ったようなことをしたら、高倉健が怒って切り込んでいって全部やっつけてしまう。
まあ、これは飛躍だが。