用務員を訳語として使えなくなっている

どうやら、用務員という言葉を使うのにはばかられるようになっているようだ
英語でjanitor とよく出てくるが、かなりの人が用務員とは訳さないで、管理人とか清掃員と訳す
しかし、各種雑用をこなすのがjanitorなのであり、何かを専門的にやる職業というわけではない。それをあらわす日本語は用務員が最も適切なのである。
あるいは雑用係か。
しかし、係という語には職業という感じが伴わない。
詳しく言うと、janitorというのはメンテナンスに関わることをやるのであり、メンテナンスに関わることならなんでもやるようである。
メンテナンスを日本語にすると、保守または管理になるだろうか
維持も考えられるが、維持というと、何か抽象的または科学的なものに関することであるように思う

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保守員、管理員とは言わない。
管理人とは言うが、保守人とは言わない。保守派とは言うが・・・

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日本人の中にjanitorが多すぎるのかもしれない。
janitorと聞くと、まるで自分たちが馬鹿にされたかのように思えてしまう人が多いのである。
そうなると、言語上の歪みが出てくる、のかも