自分が一番賢いと思う

自分が一番賢いと思うものは
いつか失敗すると
どこもかしこもで言われる
しかし問題なのは
なぜ賢さの比較ができるかということである
賢さの比較が可能になったのは
いつごろからか
賢さ競争を
誰が仕掛けたのか
少し考えてみないといけない
昔の日本ではどうも
賢さが棲み分けていたようなのだという
ふしがあるにはある
まあ棲み分けにも問題があるにはあって
棲み分けからは止揚が起こり得ない
必ず遅きに失する
しかも遅きに失したとしても
誰一人それを認めようとしない
それどころか
認めたものを仲間はずれにしてしまうのである