慰安婦問題がないという立場の人が、慰安婦は金目当てで親に売られたり金欲しさに自分から志願したりした人が多いと言うのだが

これはよく考えないといけない
当時の韓国に健全で自立した貨幣経済があったのかどうかということを考えないといけない
他の植民地でもいえることだが、植民地における人民は一言で言うと奴隷化されているわけだから、金のことなんて考えている暇も余裕もないわけである
慰安婦問題を金の問題として考えるのは違うと思う。
金の問題じゃないとしたら何の問題かというと、人権問題だろう。
しかし、人権問題は戦後の問題であり、戦前にさかのぼって追及できるかということがある。
おそらくできるとも言える。なぜなら近代の中での話だから。
さかのぼって追及できるとして、では当時、朝鮮国内で朝鮮人女性に対して人権遵守が行き届いていたかというと、怪しい。朝鮮人は差別が激しいのである。とはいっても、日本統治下にあるので、責任は日本に丸投げできる。
そこでようやっと、日本を一方的に責め立てることが可能になる。
朝鮮人としては、自分たちの近代における失敗とか野蛮さを棚上げできるので、日本がやってくれた一連の慰安婦に対する仕打ちは、内心歓迎されてもいるわけである。
それくらいのことをやってくれていたら、非常に都合がいい。
たとえば逆に、日本人の篤志家が、朝鮮人女性を養子にして高度な教育を受けさせて学者なりにしたというような美談があれば、そういうもののほうが朝鮮人にとっては都合が悪い。
もっとも、そのような美談はないようであるが。