こましゃくれるかどうか

もうぼくはずいぶん
こましゃくれていて
謙虚さが少なくなってきている
あの
知恵がたまればたまるほど
不遜になっていくし
したり顔や物知り顔になっていくのである
こましゃくれたガキならいくらでもいるし
そういうガキは日々量産されているのであるから
そういうものになるべきではない
かといって
他のオプションもそうはないのである
すなわち知恵がたまっていかない日々は送れないくらいに
ぼくはインテリというモードに浸っているのであろう
インテリになればなるほど
それ以外になることがむつかしくなるのであり
インテリというものが深く病巣を張るのである