キリスト教圏におけるshameful

どうやら、shamefulというのは、自らの為した行動に対して恥じ入るという感情がまずあるのだが、自らの生活態度が神に対してさほど従順ではないがためにやることなすことうまくはいかないだろうという冷静な自己分析から発する自らの未来予測まで含むこともあるようである
こういう言葉を、米国南部の貧しい黒人が発することがあったのである
具体的にはどういうことをしたかというと、妻ではない女性との性交や、軽いいじめや、仕事上のささいなごまかしといった、こずるいことであると考えられる。
そのようなことは通常問題にならないが、無学だが敬虔な南部貧黒人からすれば神に対して負い目を感じることになる。
その負い目は率直なものであるから表明されざるをえなくなる。
だが、表明のされ方というものが、白人男性への媚びといった形で出てくるのがいかにも南部貧黒人のありかたである。