僕が作品を上梓したら処女作と思われてしまう

そんな、わけのわからぬ、どこの男根かもわからないようなむさくるしい、ひげもじゃで打算づくの文学市場に、僕の作品が組み伏せられるなどは、悪夢である
むしろ、僕の作品は絶対的処女でなくてはならぬ
つまりどういうことかというと、僕の第一の作品は第一処女作であり、僕の第二の作品は第二処女作となるのである