ぼくは過去の二流作家に足止めをくらっているとも言える

つまり、彼らのやってきた数々の煮え切らない行為によって、いくぶんかは安心し、ぼくがわざわざ苦労して作品を上梓しなくてもよかろうということになるのである
だってあんなに有名な作家ですらだめだったんだから、ということで
わざわざぼくが達成しなくてもいいと思える
それに達成には大きな不幸が伴う気がするのである
ぼくが在日じゃなかったらとっくにデビューできていただろうが・・・