2013-06-22 僕の沙爾鄭 ぽえむ どうやら僕の沙爾鄭というのが 狂人を百人選って集めたようなありようなのである 僕の中であれこれの狂気がくすぶって それはもっか平凡を擬したり痴呆を擬したりしつつ おならのような音をくぐもらせているのである そこでは内部では忙しいのだが外部ではひとつの凪である 僕はいつのまにか 不動を演じる装置になっていたのである それで最近どうりで 生気がないわけである つまり狂人というのが 言われるだけの働きはしているために 僕にかれらがなだれこめば 僕もそれなりの被害を被ることはやむをえないのだろう