否定という蜜

僕は否定という巨大な蜂の巣から滴る
わずかな蜜によって生きていると言いうる
それは甘いか酸っぱいかもわからないような
観念上の蜜であって
肉体的なものではなく
抽象世界の蜜である
しかしこうなると次は
僕が具現していることが矛盾になるのである